家見舞


剋家清生
(40期)
今年の4月に入会したばかりのOB一年生。現役時代に着ていた“ツンツルテン”から社会人に相応しく、新調の着物で登場。現役時代と変わらない歯切れのよさで、お客様を引き付けていました。
蒟蒻問答


船宵亭扇朝
(22期)
東京支部の世話役で活躍中。今度はOB迷人落語会で一旗揚げようと仙台に乗り込んできた。若旦那風の顔立ちと蒟蒻屋の六兵衛とのギャップに何とも言えないおかしさが…。
替り目


紫涼亭さん好
(19期)
なるほど、酔うとこの人はこういう風になるのか、と思わせる高座。普段の物静かな彼から一転酔っ払いの世界に。酔った亭主とおかみさんの楽しい会話を披露してくれました。
蜘蛛駕籠


迅力舎大八
(16期)
出囃子に乗って高座にあがる。サッとメガネをはずすと、もう20年も噺家をやってきたような雰囲気。聞くと本格的な稽古は2ヶ月ぐらいとか。それでもあの高座かと周りを羨ましがらせる見事な出来でした。
稽古屋


誕生亭桂喜
(18期)
長唄のお師匠さんを袖に置いての音曲噺。ちょっと高音のすんだ声と華やかな雰囲気がこの噺にピッタリ。普段なかなか聞けない噺にお客様はおろか、我々身内も楽しませてくれました。
強情灸


竹馬亭志ん友
(2期)
真っ赤な着物で登場すると、ドッとどよめく会場。マクラから落ちまで関西の“のり”で押しまくりました。仲入り後のチョッと冷めた客席を暖めてくれるには十分過ぎる爆笑でした。朝神戸から駆けつけて、夜行でトンボ帰り。ご苦労さんでした。
宗論


素禿亭名堀丹
(3期)
この人が、この噺を、と思わせるのが落語のすごいところで面白いところ。キリスト教の信者になった息子のしゃべりと仕草がお見事。賛美歌を歌うところは、昔を思い出しながら、かな?
八五郎出世


翁家小三馬
(1期)
トリは3年連続で当会の会長が務めました。最後は人情噺を45分間に亘っての熱演。昔から変わらぬ親子や兄弟の情をタップリと聞かせてくれました。目頭を押さえて客席を出る方が印象的でした。

第4回 OB迷人落語会

と き  2008年10月25日(土)
     午後2時開演
ところ  せんだいメディアテーク

早い方は12時過ぎに会場にお越しの方もあり、いやがうえにもムードは盛り上がりました。準備はすっかり出来上がっていたので慌てることもなく会場にご案内。みるみるうちに会場は一杯に。なんと112名の方においでいただきました。
ご来場の皆様、ありがとうございました。

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